こうじろうなブログ IPv4

IPv6だけでどこまでできるか     2009-10-12

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2009-10-14

さりげなくIPv6を導入してあったりするわけですが、そうなるとIPv6だけでやっていけるかと言う疑問が出てきます。
まぁ、答えは決まってますけどね、「無理」と。
だって世間のWebサーバだけ見ても殆どはIPv4しか対応してませんからね。
 
とはいえ、できる限りIPv6で通信したくなりますよね。
なので、IPv6だけでどこまでできるか試してみたいと思います。
今回はとりあえずWindows環境で試してみます。
 
まずは普段使っているソフトの対応状況を調べてみましょう。
 ・Windows Vista(OS,IPv6ネイティブ対応)
 ・Safari(Webブラウザ,IPv6対応)
 ・Thunderbird(メールクライアント,IPv6対応)
 ・Sunbird(スケジューラ,IPv6対応)
 ・Pidgin(インスタントメッセンジャー,IPv6非対応?)
 ・Skype(VoIP,IPv6非対応?)
 ・SSH(セキュアシェル,IPv6対応)
 ・FFFTP(ファイル転送,IPv6非対応)
 ・samba(Windowsファイル共有,バージョンが古いためIPv6非対応)
 ・squid(キャッシュプロキシ,バージョンが古いためIPv6非対応)
 
ふむ、意外と対応していると言うべきか、あまり対応していないと言うべきか……。
IPv6対応が分かっているものは問題ないのですが、それ以外をどう対処するか。
まずはサーバ側から手を付けてみましょうか。
 
 
1.サーバ編
 サーバ側で対処すべきはsambaとsquidです。
 サーバのOSはFedoraCore 8です……もう古いですね。 今はFedoraに名前変わってますものね。
 古いため、yumも当てにはできません。 基本的に自前でビルドです。
 カーネルはIPv6に対応してますが、samba,squidはIPv6非対応でした。
 さて、最新版はどうなのかとグーグル先生にお伺いを立ててみると、最近のバージョンなら対応していると。
 
 ではまずsambaから。
 最新版のソースをダウンロードします。
 で、ビルド。 これはすんなり行った。
 smb.confは……いいや、前のバージョンのをコピーしとけ(ぉぃ
 で、起動すると……おお、エラーも出ずに動いた。
 WindowsからIPv6でアクセス。 問題なくアクセスできますね。
 
 続いてsquidです。
 プロキシなので無くても良さそうですが、あればIPv4なサーバへもアクセスできるようになります。
 要は、IPv6とIPv4の変換を目的として使うものです。
 さて、ソースを拾ってきてビルド……エラー出た。orz
 なになに、バイナリが違う(i386とx86_64)のでリンクできませんって?(サーバはx86_64)
 う〜ん、これはどうしたものか……。
 とりあえず、ターゲットをx86_64にすれば行けるかなぁ。
 ってことで、すべてのMakefileの「-m32」を「-m64」に書き換え。
 再ビルド……お、今度はビルドできた。 まぁ、ちゃんと動くかどうかは知らんけど。(苦笑)
 起動してみると……まぁ、動いてそうだな。
 
 あ、よく見たらsmtp(postfix)がIPv6対応してないじゃん。
 こいつもダウンロードして、ビルドして、インストールして、起動。
 ふむ、すんなりできた。
 これでサーバの準備はOK。
 
 
2.クライアント編
 クライアントとなるマシンのOSはWindows Vistaです。
 WindowsはVistaからIPv6ネイティブ対応なので、OSは問題なし。
 まずはおもむろにNICのIPv4スタックを止めてみます。
 
 すでに対応していることがが分かっているSafariは何の心配もなし。
 (squidのおかげでIPv4サーバへも接続できてます。)
 Thunderbird,SSHはサーバもローカルにあるのでIPv6だけでもやっていけます。
 Sunbirdはgoogleカレンダと同期させてますが、googleがIPv6対応しているおかげで問題なし。
 
 さて、FFFTPはscpでも代用できるのでなんとでもなりますが、PidginとSkypeはどうだろ。
 やっぱりIPv6対応してないのかな?
 とりあえず、先のsquidサーバをプロキシに設定してみる。
 が、どちらも繋がらない。 やはりIPv6非対応ということか。
 
 しかしここで諦めるのは悔しい。 なんとしてでも動かしたい。
 と言うわけで、SSHの登場です。
 SSHでトンネルを掘って、デュアルスタックであるサーバへIPv4パケットを送ってしまえと。
 
 SSHでトンネルを掘ります。 今回は複数のソフトを使うのでダイナミックフォワードを使用します。
 これを使えばローカルにSocksプロキシがあるように振る舞ってくれます。
 さっそくPidginとSkypeの設定で、掘ったトンネルへと向けます。 もちろん、プロキシ設定はSocksで。
 
 お、おお、どちらもちゃんと繋がった!
 設定に苦労はしたものの、FFFTPも繋がった!!
 これだけ動けばIPv6だけでもやって行けそうだ!
 ……あれ? これってIPv6だけって言うのかな?(ループバックでIPv4使ってるし……)
 
 
と言う感じで、NICから出入りするパケットすべてをIPv6にすることは、とりあえず可能なようです。
まぁ、そこまでしてIPv6だけにしたいかと言うと、そうでも無いわけですが。(苦笑)

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